働く女性の本音_vol.63_栗栖彩夏さん
栗栖 彩夏さん
リーガロイヤルホテル広島 ゲストリレーションズ
■プロフィール/広島市出身。安田女子大学文学部英語英米文学科卒業後、H24リーガロイヤルホテル広島に入社。宴会部へ配属になった後、翌H25にゲストリレーションズへ。VIPのアテンドからコンシェルジュ業務、海外からの電話・メール対応まで多岐にわたる業務をこなす。オンとオフをしっかり切り替えられるように休日は必ず予定を入れて動くという行動派で、人に会ったり旅行へ出かけるのが大好き。また、朝食や睡眠時間、お風呂の後のストレッチなど、健康にも気を配る日々。
高い英語力での丁寧なコンシェルジュは
その裏に地道な努力あり!
中学で英語の魅力に触れ、大学では半年間のアメリカ留学…英語に惹かれていく中で将来は英語を使って人と関わる仕事を志望していた栗栖彩夏さん。そんな思いと、憧れだったホテリエという職業が合致し、県内でも海外宿泊客の利用率が高いリーガロイヤルホテル広島へ入社。翌年にはゲストリレーションズに配属となり、広範なコンシェルジュ業務から状況に応じてフロント業務までをこなしています。コンシェルジュ業務を始めてまず感じたのは、お客様から実に様々な質問や要望を受けるということ。そしてその内容は「京都のレストランの予約を入れてほしい」「この後静岡に行くけど一番良いルートは?」など、県内に限ったものではありません。「お客様の真意を汲み取り、リクエストにお応えできるようにといつも勉強しています。増やす知識の幅に際限がないので、お客様に育てていただいているようなものです」。当然広島市内の飲食店情報もよくある質問。だから美味しいと評判の店や新店のチェックは欠かしません。味はもちろん店の雰囲気や接客も自分自身で感じ、お客様におすすめできる情報を蓄積、スタッフ間で共有もしています。ちなみに、予約は必ず電話で行い電話応対を確認し、公共交通機関で訪れるのも栗栖さん流。そこまでするからこそ、お客様に寄り添ったサービスができ、そしてお客様が彼女を頼って再訪してくれた時の喜びはひとしおです。
そんな彼女、去る6月にはG20大阪サミットで、複数の国の宿泊やレセプション・会談会場となったリーガロイヤルホテル(大阪)にサポートスタッフとして参加。ホテルを代表して代表団との連絡窓口となる「リエゾン」を務め、担当国のスケジュールや要望事項を関係部署へ手配する他、館内での誘導・補助なども行いました。「国際色豊かで、本当に貴重な経験をさせていただきました。スケジュール通りにならないこともありましたが、だからこそホテル全体の強いチームワークを再認識することもできました」と栗栖さん。また、こうした要人の受け入れを万全の体制でできるよう数ヶ月前から社内外の関係機関とのコーディネートを行う上司の姿が魅力的でもあり、今後は自分もそうした業務ができるようキャリアアップしていきたいと力強く語ってくれました。
■ 働き女子のカバンと中身
バッグ(THE NORTH FACE)
米発アウトドアブランドのバッグは機能性にも強度にも優れ、女性人気も高し。結婚後、愛用バッグをリュックに変えたという栗栖さん。抜群の容量に加えて両手が空くため、仕事帰りの買い物も快適に♪
フェースパウダー(カネボウ)
精緻な装飾容器とともに毎年新作が発表されるミラノコレクション。保湿成分としてロイヤルゼリーエキスを配合。栗栖さんはこれを愛用し始めてから化粧直しがいらなくなったそう。
ルージュ(YVES SAINT LAURENT)
それまでのルージュを変えようとしていた時に、見た目とカラーに一目惚れして購入。以来、仕事用はコレと決めているそう。唇表面に濡れたようなツヤを出しコーティングするため、色艶が持続するのが特徴。
ボールペン(MONTBLANC)
ゲストリレーションズに配属になり仕事へのプレッシャーがあった頃、交際中だった旦那さんから「人前に出る仕事だから良い物を持っていることは大事だよ」とプレゼントされたボールペン。メンテナンスを繰り返し愛用中。
ボディコロン(shiro)
結婚が決まった時に後輩がプレゼントしてくれた物。清潔で透明感のある爽やかな香りをミストで簡単に香り付け可能。栗栖さんは外出時などに愛用するそうで、香りはもちろん手軽さもお気に入りなのだとか。