旅先での思い出は、現地の人との交流
その良さを、この街でも感じてほしい
働く女性の本音_vol.65_佐原悠里さん

2019広島観光親善大使として活躍中の佐原悠里さん。2018年にはフラワークイーンの大役を務め、その際に出会った前任の親善大使と話す中で、市を代表して広島をPRすることにやりがいを感じ、挑戦を決めました。
そんな彼女、普段は保険会社に勤務し、電話での事故対応などを行っています。先方の顔が見えないからこそ、お客様に安心していただくための言葉遣いや話し方には特に注意を払うそうで、「対応に正解がないため迷うこともありますが、その分、お客様が安心され、喜んでいただけた時が自分自身の喜びでもあります」と佐原さん。また、昨年の北海道胆振東部地震では北海道の支社へ2週間にわたり応援へ入るなど、自然災害に対して保険会社が背負う使命・責任を感じながら日々の業務にあたっています。職場の雰囲気も上々のようで、会社の理解とサポートのおかげで親善大使の活動ができているのだと話してくれました。
親善大使の活動は、1人あたりで年間30〜40日にも及びます。市内外での観光PRイベントやパレードへの参加、コンベンションでの進行補助からイベントの司会まで、その活動内容は実に多様。そしてそれらのほとんどがメディアで取り上げられるため、広島に興味をもってもらうきっかけとなる重要な役目を担っています。だからこそ、就任前には立ち振る舞いや発声・発音の研修もみっちり。「お昼ご飯だ!と喜んでいたら突然食事マナーの研修が始まって…」と苦笑いも、「こうした研修によって一人の女性としてよりブラッシュアップできるので、とてもありがたいです」と続けます。どちらにも相手を不快にさせない丁寧な対応が求められるため、仕事と親善大使は相互に経験が生かされてもいるようです。
大学在学時にはアメリカへ留学し、その時様々な土地を旅行、現地の人との交流が何よりの思い出だと語る佐原さん。こうした経験から、親善大使の活動を通じて県外・海外の人に少しでも広島に良い思い出を持ってほしいと願います。「活動先で『広島に行ってみたい』と言っていただけると本当に嬉しいですね。これからも県外・海外の方へ向けた広島のイメージアップをお手伝いし、この街から世界へ平和の大切さも伝えていきたいと思います」。来年7月の任期まで、彼女の挑戦は続きます。
■ 働き女子のカバンと中身

バッグ(MICHAEL KORS)
今、幅広い世代の女性に愛されているNY発のブランド。社会人になったらコレ!と決めていたそうで、マチもしっかりあるため出張先などでも使い勝手が良いのだとか。シンプルでエレガントなデザインは、ビジネスシーンにピッタリ!
美容液(ALBION)
基礎化粧品一式を揃えているというアルビオンファンの佐原さん。中でも美容液の「エクラフチュールd」は、肌にスッとなじむ感じが高ポイント。しっとりとしなやかな美しい肌に導いてくれます。
財布(Salvatore Ferragamo)
ブラックレザーにガンチーニのモチーフが映える財布。長財布が好みではない佐原さんは、昔からコンパクトな2つ折りを愛用しているそう。ハイブランドらしい気品が大人の余裕を演出してくれます。
観光パンフレット
時間があれば見ているという広島市の観光パンフレット各種。親善大使になってこれまで以上に広島の観光や食に興味がわいてきたという佐原さん。さらに広く、さらに深い知識を身に付けるため日々勉強中です。
シンプルライフ(森理世/著)
「ミス・ユニバース2007」に輝いた森理世さんの著書。日本女性が世界でこんなに活躍できるんだと衝撃を受け、英文科に進学するきっかけにもなった1冊。今も原点に立ち返りたい時にはページを開くのだとか。♥ 働き女子に10の質問
Q1:座右の銘は?
迷ったらGO(大学の学科長の言葉。親善大使への応募も、この言葉が背中を押してくれた)
Q2:最近ハマっていることは?
英会話(留学経験はあるものの話さないと語学力が錆びてしまうと思い、現在週1で日常会話をレッスン中)
Q3:どうしてもこれだけは譲れないことは?
しっかり睡眠をとること
Q4:行きつけのヘアサロンは?
ハリウッドビューティサロン広島店(広島市中区堀川町7-2)
Q5:何フェチ?
におい
Q6:幸せだと感じる瞬間は?
親善大使として人と接する中で「広島に行きたい」と言ってもらえたとき
Q7:無人島に一つだけ持ち込めるとしたら?
家族
Q8:最近一番感動したことは?
親善大使として訪れた沖縄市の「沖縄全島エイサーまつり」でエイサーを見て(来年も行きたい!)
Q9:今一番欲しいものは?
仕事も親善大使としての活動もとても幸せなので、何もいらない
Q10:10年後は何をしている?
10年後も現状に満足せず、いろんなことに挑戦する人間でありたい(結婚もできていたらいいな)