豪雨災害では何もできない新人だった
その時の悔しさが、いまの私の幹
働く女性の本音_vol.66_渕上沙紀さん

在学中に留学という大きな目標を終え、今後を考えたときに挑戦してみたいと思えたのが、声を使い表現する仕事だったと振り返る渕上沙紀さん。小学生のときに先生から声を褒められ、それがずっと心のどこかにあったのだと話します。高校時代にはゼロから演劇部を立ち上げるなど、表現に対しては積極的。人前に立つと自然とエネルギーが湧いてくる性格ゆえ、日々充実したアナウンサー生活を送っているそうです。
関西で過ごしていた頃は苦手だったというお好み焼きや牡蠣も、気づけば大好物に。また、元々野球に詳しくなかったため生粋のカープ好きになるなど、広島とは抜群に水が合うようで、広島の人たちが持つ一体感もこの街が好きな理由のひとつです。そんな広島の中でも渕上さんお気に入りの場所が、太田川沿いのランニングコース。実はフルマラソンの完走経験者でもある彼女、景色を眺めながら走るのが至福の時間で、定期的なランニングを欠かしません。11月3日には「第39回ひろしま国際平和マラソン」にゲストランナーとしても参加。「マラソンをする母親が輝いて見えて始めたマラソンですが、ほかでは味わえない達成感を得られるのが魅力です。沿道からの声援も、走っていると本当に力になるんです。今回も楽しみですね」と意気込みを語ってくれました。
そんな渕上さん、昨年の豪雨災害では地域の方へ必要な情報を伝えるという使命感とは裏腹に、新人ゆえの無力感も味わいました。また、年末のラジオ特番では自ら構成を考え被災地の現状を伝えようとしましたが、この時も台本に捉われてしまい悔しさだけが残ったそう。「この時の悔しさが私の幹です。まだ入社1年半、アナウンサーとしての技術も未熟なところが多いので、役立つ情報をしっかり発信できるように基礎を磨いていかないといけない。また、災害時などで地域の方とつながるために必要不可欠なメディアがラジオだと実感したので、テレビでしっかり顔を覚えていただき、ラジオで発信するときにも地域のみなさんに信頼していただけるアナウンサーにならねばと思います」。豪雨災害から1年後の特番では、ようやく自分の思いを自分の言葉で伝えられたそうですが、もちろん満足はありません。目標は常に去年できなかった自分を超えることです。
■ 働き女子のカバンと中身

バッグ(TOPKAPI)
ファッションセンス抜群の友人に教えてもらったというブランドのトート。上品でシンプルなデザインは様々なシーンに合わせやすく、マチが広いためビジネスアイテムもすっぽり収納。手提げなので肩こりにもならないそう。
ボディミルク(AUX PARADIS)
アルガンオイルとアプリコットオイルをふんだんに使用し、ロバのミルクを加えたボディミルク。フルールの上品な香りもさることながら、とにかく肌がもっちりしっとりする使用感がお気に入り。
ルームフレグランス
(AUX PARADIS)
清潔感のある石鹸のような優しい香りのルームフレグランス。学生の頃から愛用しているほど渕上さんお気に入りのアイテム。
ブックカバー
(IL BISONTE)
オリジナルレザーの風合いをそのまま生かしたシンプルなデザインのブックカバー。いつも持ち歩くお気に入りの1冊に使用しているそう。
水筒
(Afternoon Tea)
リトルミイとコラボしたキュートな水筒は、保温・保冷性に定評のあるサーモス社製。水のほか、健康茶を入れて飲むこともあるそう。♥ 働き女子に10の質問
Q1:最近ハマっていることは?
小説を読むこと(特に東野圭吾や池井戸潤がお気に入り)
Q2:行きつけの飲食店は?
鉄板焼 きずなや(広島市中区本川町2-5-12)
Q3:行きつけのヘアサロンは?
BARBARO HAIR(広島市西区横川町3-10-22)
Q4:行きつけのファッションショップは?
UNITED ARROWS、NOLLEY'Sなど
Q5:何フェチ?
背中フェチ(男性なら広くて大きい背中、女性なら華奢な背中)
Q6:幸せだと感じる瞬間は?
甘いものを食べているとき
Q7:無人島に一つだけ持ち込めるとしたら?
仲の良い2人の妹たち
Q8:最近一番感動したことは?
友人の結婚式で感動して泣いてしまった
Q9:今一番欲しいものは?
iPad
Q10:10年後は何をしている?
この仕事をしていると、誰かに何かを教える仕事って素敵だなと思う
だから自分も何かの資格を取って、その資格を使った活躍もしていたい