働く女性の本音_vol.73_小桜恵子さん

風水や占いは魔法じゃなくて
また立ち上がる力を与えてくれるもの
フリーの広告ディレクターとして活躍中、突如発症したリウマチ。医者からは「もう立てなくなる歩けなくなる」と宣告され、そこに追い討ちをかけるように次々と終わる仕事の契約。慰謝料も養育費もなく離婚していたため、子ども2人を抱えこれからどうやって生きていこうと毎日泣いていたのだと、絶望の日々を振り返る小桜恵子さん。そんな彼女の涙を乾かせたのが、以前仕事で本の制作に携わったことのある占いの世界でした。「泣いていても良いことは起こらないし、占い師ならたとえ歩けなくなっても自立でき、少しでも人の役に立てるのでは」と考えたそうです。とはいえ、ラッキカラーやラッキナンバーが〝なぜ〟そうなのかをとことん知りたくなるのが性分。遠路京都の学校まで2年通い、鑑定士の資格を取得。結果、統計学として独自メソッドを築き上げました。
一方、多くの人を占う中、占いだけでは説明できないケースに出会い、そこから辿り着いたのが風水です。香港や日本の著名な風水師たちのもと、こちらも徹底的に伝統風水を学び、現在はその原理に基づいたオリジナルのインテリア風水を確立し、現代の暮らしに合った風水講座を発信しています。「人は一人ひとり吉凶方位が違います。〝絶対に寝てはいけないお部屋〟で寝ていると心も体も壊してしまいます。逆に〝自分の力を引き出すパワースポット〟のお部屋を使っていると、その人の持っている才能を生かしてくれ、もし辛いことがあっても立ち直る力をくれます。お家が味方してくれるんです」。開運グッズは使いません。目に見える暮らしが人生を作っていくということを、そしてそれが〝なぜ〟なのかということを、丁寧に伝え続けています。
占いは持って生まれたエネルギーを伝えるもの、風水はそれを生かしていくもの。小桜さんの言葉を借りるなら、それらは天気予報のようなもの。人生には晴れの日も雨の日もあり、でもそれを知っていることで備えることができます。「風水や占いは魔法ではないから、奇跡が起こるわけじゃないんです。だからもし奇跡的なことが起こっても、それはあなたが頑張ったからとお話ししています。そうして喜んでいただける笑顔が何よりのやりがいですね」。新しい講座を増やし、もっと笑顔溢れるサロンにしたいと話す小桜さん。そんな彼女のリウマチは、とっくに完治しています。

小桜 恵子さん
5to6インテリア風水 講師/5to6自分トリセツ 占い師/広告ディレクター
■プロフィール■
1967年生まれ。広島市出身。10年前にリウマチを発症したことがきっかけで占いに興味を持ち、その後世界最高峰の本格伝統風水を学ぶ道へ。現在、自宅サロン「5to6」(コトロク)にて行うオリジナルのインテリア風水と占いは、広島をはじめ全国、そして海外からのお客さまも多数。また、広告ディレクターとしても編集や商業施設、学校などの広告制作で活躍中。プライベートでは、女手ひとつで2人の子どもを育てる。
Instagram@5to6_keikokozakura
■ 働き女子のカバンと中身

バッグ(GUCCI)

チークベース(THREE)

自宅の部屋のインテリア

自分で描く龍体フトマニ図

大豆プロテイン(Kentai)

ソロキャンプギア
♥ 働き女子に10の質問
Q1:座右の銘は?
吾唯足知
Q2:最近ハマっていることは?
ソロキャンプと筋トレ(パーソナルトレーナーのもと行う筋トレで、体脂肪率は19%)
Q3:どうしてもこれだけは譲れないことは?
自宅の風水。自宅の中の「自分のパワースポット」を知ってそこで過ごす時間
Q4:行きつけの飲食店は?
妹が女将をつとめる「かき船かなわ」(広島市中区大手町1)
Q5:行きつけのヘアサロンは?
manate hair(Instagram@___manate._)
Q6:幸せだと感じる瞬間は?
毎朝起きたとき、毎晩寝るとき
Q7:無人島に一つだけ持ち込めるとしたら?
子どもたちの写真
Q8:最近一番感動したことは?
結婚式を控えた娘がウエディングドレス選びで試着した姿
Q9:いま一番欲しいものは?
彼氏w/「YETI」の白いクーラーボックス/赤いJEEP
Q10:10年後は何をしている?
今と変わらず、日々たくさんのお客さまと楽しく講座や占いを開催し
休日には赤いJEEPで孫たちを連れてキャンプに行くアラカン女子