働く女性の本音_vol.74_村岡瞳さん

常に時間に追われる緊張感と
それをコントロールできるやりがいと
RCCテレビ『イマナマ!』のディレクターとして活躍する村岡瞳さん。「人の生活を豊かにしてくれる情報源、そんなTVが持つ役割の一端を担えれば」とこの世界に飛び込みました。ネタ探しに始まりブッキング、台本作成、ロケ、さらに動画編集にBGM、テロップ作成に至るまで多岐にわたるディレクターの仕事。だからこそ自分が取材したものを「こんなVTRにしたい!」という思いも強く、取材中も頭の中でVTRを組み立てているのだそう。「どんなに下調べを行い想像を重ねて台本を作り上げても、取材は生ものなので現場でいったんゼロになることなんてしょっちゅうです。そうした時でも瞬間的に取材の方向性を選択していかなければならないので緊張感はあります」と村岡さん。しかも正解はわからないですから、と続けます。
そんな彼女、18年からは番組全体の構成・進行を考えるプログラムディレクターも兼任。「何時台の特集はこれぐらいの長さでこういう展開を」「こっちの内容の方が視聴者の興味を惹くのでは」と、全体の流れや各担当ディレクターのコーナーを組み立てていく重要な作業で、こちらもその日のニュースや天候によって、前日に作った進行表が当日変更になることもしばしば。彼女自身、熱を込めてVTRを作っているので、番組進行の都合上、他のディレクターのVTRを短くする時は本当に胸が痛むそうです。また、スタジオを統括する立場ゆえ、放送に関わる全てのスタッフが気持ち良く動けるよう常に気も配ります。「視聴者の方は気づかない程度かもしれませんが、どこかが崩れると番組全体の流れが崩れてしまいます。逆に全てがうまくいく放送では本当に手応えを感じますね」。
新型コロナでは接触を減らすため出勤とテレワークの週替わり交代勤務を経験。視聴者が求める情報の伝え方について番組スタッフと何度も話し合いました。ここで培ったコミュニケーションが今後の番組制作に必ずプラスになる、と前向きな姿勢も印象的。担当するお笑いコンビ・かが屋のロケも現在は自粛中で、だからこそより面白い企画を考える日々です。「それがないと頑張れないほど取材先の方や視聴者の反応は私の原動力。だから私と同世代やもっと若い世代が、TVというメディアに少しでも興味を持ってくれる番組を作っていきたいです」。入社以来歩む制作道、そこで頑張れる〝イマ〟が幸せだと村岡さんは笑います。
■ 働き女子のカバンと中身

バッグ
カラーとサイズ感が気に入り、韓国旅行の際、友人とおそろいで購入。中には大切なネタ帳なども入っています。ちなみにロケに出る時はスポーティーなタイプと使い分けているそう。

ボディオイル(SABON)
イスラエル発のボディケアブランド「SABON」。毎晩愛用しているというボディオイルは、ライトな使用感で保湿力もバッチリ。甘く上品なムスクの香りも村岡さんのお気に入りポイントです。



♥ 働き女子に10の質問
Q1:座右の銘は?
縁の下の力持ち
Q2:最近ハマっていることは?
“ステイホーム”で始めた自宅での運動
Q3:行きつけのヘアサロンは?
PLAGUE(広島市中区三川町2-18)
Q4:行きつけのファッションショップは?
GALERIE VIE(広島市中区基町6-27 そごう広島店新館3F)
Q5:何フェチ?
笑い声/笑い方
Q6:幸せだと感じる瞬間は?
友人と旅行に行っている時(今は新型コロナで行けないけれど…)
Q7:無人島に一つだけ持ち込めるとしたら?
パピコ つぶつぶキウイ(ハマって箱買いしている)
Q8:最近一番感動したことは?
「イマナマ!」で募集して、視聴者から寄せられた「イマこそ!」動画のクオリティの高さ
Q9:いま一番欲しいものは?
動じない心
Q10:10年後は何をしている?
大好きな制作の仕事ができていたらいいなと思い
結婚もできていたらいいなと思う