働く女性の本音_vol.76_平田清香さん

様々な国の子どもたちが通うからこそ
大変さも、それ以上の喜びもたくさん
インターナショナルスクールで広報や入学関係全般を担う平田清香さん。入職のきっかけは、2人のお子さんをスクールに通わせていたこと。「海外だけでなく日本人の生徒にも広く知って欲しい」「しかし(当時、外国から来たばかりの校長が)広島の市場がわからない」そんなスクール側の思いを受けて、当初はボランティアとしてマーケティングや広報活動を手伝うことになったそうです。元々、大学では英語を専攻し英語講師の経験もあり、しかも前職でマーケティングに携わっていたため、いま思えば経歴の全てが現在に生きていると振り返ります。
外部とのやり取りやオープンキャンパス、スクールツアー、入学支援、翻訳など業務は多岐に渡ります。こうした中、例えば国際バカロレアのカリキュラム説明会では入念に準備して通訳の業務も。日本語が母国語の家庭では必ずしも保護者も英語ができるわけではなく通訳の準備は大変ですが、それがきちんと伝えられたときのやりがいは大きいのだと語ります。一方で、様々な国籍・宗教・背景の生徒たちが通うインターナショナルスクールだけに、国と国の関係が良好であれ不良であれ政治の話はしない、宗教に偏ったイベントはしないなど、気を遣う部分が多いのも平田さんの仕事ならではです。「それでも子どもたちを見ていると、政治は政治、人は人と感じてくれていて微笑ましくなりますけどね」。
なんでもない集まりでも色んな国の色んな話が聞けて楽しい、と日々充実した様子の平田さん。しかし、新型コロナでは彼女自身も大きなショックを受けました。「これまでいかに世界を結びつけるかというグローバル社会だったものが、国と国との往来が禁止されました。スクールでは通常、夏季休暇中に先生の異動があるのですが、それもままならない状況が続き、関係各所とのやり取りも大変でした」。ただ、中学生になる娘さんが海外の友人たちとネットで会話している光景を見て、いまはこうした形で世界中と繋がることもできるのだと感じたそうです。こうした世界中に友人ができるインターナショナルスクールならではの良さ、自由に個性を伸ばせる環境をもっと発信していくことが、平田さんのこれからの目標。そして、すでに英語が第一言語になっている自分の子どもたちに日本語もバランス良く教えていくのが、母親としての宿題です。
■ 働き女子のカバンと中身

バッグ(GUCCI)

化粧水&乳液(N organic)



♥ 働き女子に10の質問
Q1:座右の銘は?
常に神様に見られている(だから嘘はつかない、誤魔化さない)
Q2:最近ハマっていることは?
ジグソーパズル(元々好きだったけど、自粛期間でよりハマった)
Q3:行きつけの飲食店は?
O’SOLE MIO(廿日市市宮島口1-7-6)
Q4:行きつけのヘアサロンは?
WISTARIA FIELD PORT(廿日市市下平良2-2-1-2F)
Q5:行きつけのファッションショップは?
なし(ファッションに詳しいご主人がいつも選んでくれている)
Q6:幸せだと感じる瞬間は?
家族でどこかに遊びに行っているとき
Q7:無人島に一つだけ持ち込めるとしたら?
家族
Q8:最近一番感動したことは?
新型コロナでインターナショナルスクールもオンライン授業となり、教員も運営スタッフもとても大変だったけど
父兄や生徒たちがその大変さを思いやり、サプライズで感謝のメッセージビデオを作ってくれたこと
Q9:いま一番欲しいものは?
海外旅行のチケット(特に今はスペインに行きたい)
Q10:10年後は何をしている?
まずは健康で、今と変わらず働いている