働く女性の本音_vol.81_安部絢香さん

安部 絢香さん
グランアーチ ボールルームダンススクール講師
■プロフィール/幼少期を大阪で過ごし、10歳で広島へ。4歳よりバレエを始め19歳で競技ダンスに転向、プロとして活動を始める。広島では数少ない現役競技選手として活躍する一方、18年に設立した社交ダンス教室で生徒の指導にもあたる。(一社)JBDF西部日本ボールルームダンス連盟公認プロフェッショナル教師。17年度ラテンアメリカン部門努力賞、18年度スタンダード努力賞、ラテンアメリカン躍進賞受賞。
Instagram @ayaka.abenun
こんなにも楽しい社交ダンスの魅力を講師としても選手としても伝えたい
同い年の友人が通うバレエ教室に両親の制止もきかず毎回ついて行っていたという4歳。そこから自身もバレエを始め、高校生まで熱心に打ち込む日々。社交ダンスに出会ったのは18歳。ともにバレエに励んだ先輩からの勧めでした。踊るという経験値は高いものの、ソロで踊るバレエに対して、社交ダンスはペア。息を合わせて2人で踊る難しさに最初は戸惑い、一方でその奥深さゆえうまくいった時の喜びの大きさに魅せられていきました。
現在、スクールの講師として社交ダンスを教える他、体づくりのためのストレッチクラスも担当。また、団体からプライベートレッスンまで老若男女問わず体を動かすことの気持ち良さを伝えている安部さん。小さな子どもからリハビリを兼ねた年配者まで幅広く対応し、社交ダンス自体も運動量を目的に合わせて調整できるのが魅力だと話します。コロナ禍にあっては、接触を避けられないダンスのためレッスンの休講を経験。オンラインレッスンに切り替えるも「実際に踊る方がいい」「家だと気分も楽しくない」という声が教室再開の励みになったと振り返ります。「オンラインならではのメリットもありましたが、やはり教室に通いたいという生徒さんの声は嬉しかったですね。これからも音楽に合わせて踊ることがこんなにも楽しいと感じてもらいたいし、よりわかりやすく伝えていきたいです」。
そんな安部さんは、現役の競技選手としても活躍中。ペアで踊るため、2人の間にある〝差〟をいかに伝え合うかのコミュニケーションは今でも難しいと語りますが、互いを尊重することでダンスの親和性も高めています。「バレエの舞台は観客が正面だけですが、社交ダンスは360度を観客に囲まれています。どこの観客からも美しく見えないといけないですし、競技中は接触もあります。大変さはあるんですが、それもライブ感があって楽しいですね。また、社交ダンスは全部で10種目あり、それぞれ曲や踊りが違うので、それも面白いところです」。シーズンが始まれば年15回も西日本各地を飛び回ります。試合も移動もタフじゃないとやっていけないと笑う安部さんですが、「競技選手として試合に出る以上は勝ちにいきたいけど、そこだけに固執せず、見て何かを感じてもらえるような踊りをしていきたい。コロナを経て、良い意味で肩の力が抜けたみたいです」と柔らかな笑顔で話してくれました。
■ 働き女子のカバンと中身

バッグ(patagonia)
人気のアウトドアブランド。耐久性と撥水性に優れ、人間工学に基づいて設計されたフィット感も抜群のリュックは、容量も大きく軽いため、プレゼントされたものを3年ほど愛用中。

マルチビタミン&ミネラル(Flora Optima)
72の天然微量元素・独自ハーブブレンドが、また45の果物&野菜・独自ブレンドが凝縮されたアメリカ発のサプリメント。栄養強化+免疫力の底上げにも最適です。

エッセンシャルオイル(Flora Optima)
気分転換に使用する精油。中でもクラリセージやラベンダーが安部さんのお気に入り。

香水(ACCA KAPPA)
イタリア産の花や植物から抽出した香りを調合した香水。持ち運びに便利なアトマイザーで愛用中。

リップ&チーク(ETVOS)
唇にも頬にも使えるバーム状のルージュ兼チーク。天然ミネラル配合で、荒れがちな唇や頬をケアします。

ダンスシューズ(International Dance Shoes)
程よい丸みのつま先がクラシカルなダンスシューズ。唇柄もオシャレで、柔らかくて通気性も抜群です。