働く女性の本音_vol.91_中島 順子さん
中島 順子さん
●リーガロイヤルホテル広島 料飲部部長
■プロフィール/広島市出身。安田女子短期大学卒業後、1999年リーガロイヤルホテル広島入社。レストラン各店舗でキャリアを積み、2008年管理部へ異動。その後、大阪本社への出向、総支配人室マネジャー、グループサービスチームマネジャー、料飲部食堂課課長、総支配人室課長を経て、2021年8月料飲部部長に就任。休日は新店めぐりや舞台観劇、美術鑑賞の他、家にこもって読書に耽る日も。食に携わる仕事なので、食に興味を持ち、体にいい食事、楽しい食事を心がけているのが健康の秘訣。
女性のキャリアアップはもっとずっと
身近なことだよ、と伝えていきたい
両親ともがホテルに勤めていたことから、ホテルの仕事がどういうものか、なにより二人はその仕事が好きなんだと感じ取れていたと話す中島さん。ホテルは目的を持って来る場所、非日常を味わう場所、そして質の高いサービスを求められる場所であり、自分もそこで働きたいと高校時代には決めていたと振り返ります。とはいえ、入社後は24時間365日ランダムなシフト勤務もあり、体力的にも大変だったそう。また、お客様が求めるものが高い分、自身の知識量とのギャップに悩むこともありました。それでも、褒めていただき喜んでいただいた後のやりがいはひとしお。「お客様お一人おひとりに満足していただく絶対の正解はありません。でもそれが楽しくて、この仕事がやめられない理由です」。
約10年のレストラン経験を経て、新設されたサービス研修センターへ。しかしそこは中島さん一人だけの部署。ノウハウも前例もない中、手探り状態ですべて自分で考え“仕事を自分でつくる”環境でした。前例がないため相談できる先輩もおらず、本人曰く「大変」の一言だったそうですが、ここでの経験もまた、大きな成長につながりました。現場での教育がいかに大切かを学ぶことができ、それは現在にも活きています。
そして今年8月には、ホテル開業以来初となる女性部長に。約70名という大所帯の料飲部を統括する立場となりました。各レストランや宴席の状況、売上、商品企画、教育にコロナ対策まで加わり多忙を極めますが、現場の雰囲気を把握するため直接お客様対応をすることもしばしば。目下の目標は、ホテル内各所で業務にあたる世代も経験値も異なる部内全員が、一体感を持って同じ方向へ進んでいくことです。
また、後に続く女性スタッフへの思いも明かしてくれました。結婚や子育てに関わらず、女性がキャリアアップしていくのは遠い世界の話ではなく、とても身近なことなのだと中島さん。認められてその機会が来たならぜひチャレンジしてほしいと熱を込めます。「コロナ禍で、ホテルは非日常空間を提供しているのだと改めて感じました。地域に必要とされ、長く愛されるホテルになるべく、私もその役目の一端を担えたらと思います。そして次のステップに躊躇する女性たちの背中も押し続けていきたいですね」と優しい笑顔が印象的です。
バッグ(Paul Smith)
クラシカルなデザインの中にも、Paul Smithらしいマルチストライプのカラーがワンポイントで入り可愛らしさアップ。生地も馴染みやすく、A4ファイルも入るため使いやすさ抜群です。
ルージュ(Clé de Peau Beauté)
幾重にも重ねたような贅沢な色とふっくらとした立体感が、大胆で情熱的な唇を演出するリキッドルージュマット。うるおいが長時間持続し、マスクに付きにくいのもポイント。カラーはクリームクラッシュ。
ハンドクリーム
腕時計
ワイヤレスイヤホン