働く女性の本音_vol.93_佐野 真子さん
佐野 真子さん
●キャリアコンサルティング総研株式会社 代表取締役
●国家資格キャリアコンサルタント
■プロフィール/広島市出身。立命館大学経済学部卒。大手通信会社に15年間勤務。その後独立し、キャリアコンサルティング総研㈱を設立。2021年6月に法人化。広島県を中心に中国地方の企業約120社のセルフキャリアドック導入及び従業員面談、両立支援に携わる。国家資格キャリアコンサルタント/JCDA会員CDA/メンター/両立支援コーディネーター/中小企業119登録専門家など、資格多数。コロナ禍を機にYouTubeチャンネルも開設。
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誰かの人生のターニングポイントに
立ち会うことの、やりがいと責任
大手通信会社に15年間勤務。頑張りすぎて心身のバランスを崩してしまい、小休止して違う生き方を模索したと振り返る佐野さん。ただ、生来仕事は好きなので、カラーセラピーなどの資格を取ったり、脱力キャリアのセミナーを主宰したりと、すぐに精力的に活動を始めます。そんな折、さらに専門性を高めたいと取得したのがキャリアコンサルタントの国家資格でした。2019年にはキャリアコンサルティング事務所を設立。遊び心を持って本来の才能を発揮するキャリア形成を信念にしています。現在は、企業を中心に採用から定着、両立支援からセカンドキャリア形成に至るまで、従業員の面談を年間600名程度行う日々です。「会社を辞めたら楽しいことしかすまいと思っていました。でも、楽しいことだけだと飽きちゃうんですよね。今の仕事は自分に合っていて、天職だと思います」。
年齢や昇進といった節目に研修や面談を実施し、働く側のモチベーションを上げ、雇う側の生産性をアップさせる「セルフ・キャリアドック」(キャリア形成を支援する仕組み)など、様々な手法でクライアントの要望に応える佐野さん。一方で、キャリアコンサルティング自体の認知度がまだ低い現状が悩みのタネ。「上司面談と混同されたり、キャリアという言葉自体に抵抗を持たれる場合もあります。でも、その人が培ってきた経験そのものがキャリアであり、専業主婦の方にもライフキャリアがあります。だから自分にはキャリアがないと思っている人こそ悩まず、一緒に考えていきたいですね」。コロナ禍で「この仕事、業界、生き方でいいのか」と不安を抱える人も増えているそう。キャリア支援はもちろん、こうした悩みを一人で抱え込まないためのきっかけづくりも自分の務めだと話します。
その人が心の内ではわかっていても、回すことのできなかった鍵を回すきっかけづくり。自身の仕事をそう表現する佐野さん。その人の人生が大きく転換する瞬間に立ち会うことが、大きなやりがいであり同時に責任でもあります。コロナ禍により、地方都市からでも影響力のある発信ができること、仕事を創り出していけることが証明されました。コロナを逆風ではなく追い風として捉え、今後はこれまで以上に必要な人に支援が届くようにしたいと意気込みます。
バッグ(kay me)
軽さと機能性、さらに華やかさと上質さを目指したメイドインジャパンのバッグ。タブレットやA4サイズの書類もラクラク収納でき、しっかり自立するのがお気に入りポイント。ショルダー紐でリュックにもなります。
洗顔料(Dr.Recella)
オイリー肌から乾燥肌、敏感肌まで使える天然アミノ酸の洗顔料。きめ細やかな泡が皮脂や汚れ、不要な角質をやさしく落としてくれます。佐野さんはお気に入りのサロン「カルミア」で購入。
腕時計
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