そこから1年。
不定期で開催されるバラ教室で、「剪定」「水やり」「鉢増し」「冬剪定」「病気」などなどを学びました。
一生懸命とったメモは何枚にもなりました。
バラ教室はとにかく先生のバラ愛にあふれていて、参加するのが楽しみ♡
黒板には「今日のバラ」ではなく、「今日のウエルカムドリンク」「今日のコーヒー」「今日のお菓子」「今日の音楽」「今日のアロマ」が書かれていて、その通りの音楽とアロマが会場を包んでいます。
ウエルカムドリンクがローズティーだったりします。
紙コップや紙ナプキンがバラの絵だったりすると、先生らしくて「ふふっ」と笑ってしまいます。
コーヒーとお菓子を食べながら、先生のおもしろい話にまた笑ってしまい、合間に質問などしていたら、2時間はあっという間です。
「類は友を呼ぶ」というけれど、バラ教室に集う人たちは、男性も女性も、お年を召した方もお若い方も、みんな謙虚で真面目な人たち。
先生を独り占めせず、少々経験があっても偉ぶらず、「学ぼう」という姿勢でいます。
わたしは、それこそが「バラの力」なんだと思いました。
孤高の存在、花束の主役、花の女王。
いつまでも自分のものにできないバラの世界。
世の中でバラに勝てる人間なんていないんだわ……。