栽培法は?広島に教室!?バラ好き女性必読「わたしのバラ日記」③
待ちに待った春到来!しかしバラの葉の芽吹きがおかしいぞ・・・
「わたしのバラ日記」②からの続きです。
一気に春になりましたね。
今年は桜もあっという間、そして私の愛するバラもあっという間に芽を出し、葉を出し、もさもさと茂っています。
ああ、開花が楽しみ!!
これからしばらく、虫がいないかチェックし、成長を見守る毎日が始まります。
バラにとって大切な「冬」
バラにとって「冬」は一番大事な時期なのだそう。
初心者のわたしは、Baraya雅美先生に毎年「冬剪定」をお願いしています。
12月末~1月に、寒さなんて何のその、何軒ものバラ愛好家のお庭を黙々と作業される先生。
手にトゲが刺さっても、地面が凍っていてもお構いなし。
いつも驚く雅美先生マジック。
まず「バラに必要な道具の全てを持っておられる」ということ。
例えば真冬は地面が凍って、なかなか支柱が刺さらないこと、あるじゃないですか。
すると先生は車の中を探して、金槌と太い杭を持ってきてとんとんと……。
そうか、こういうケースもよくあるのね……。さすがっ。
もう1つは「足りないものは何とかする」ということ。
依頼者が忙しいことなども考慮され、約束した時間内に済ませようと思ってくださる。
わたしの場合は、つるバラのつるをまとめるのに、「オベリスクでもあれば……」と思ったのは一瞬、余っていた支柱をプラスして小さな行灯仕立てにしてくださいました。
資材を買ってくればいいっていうもんじゃないんですよね。
そのバラは小ぶりだったので、支柱で十分でした。
特に冬は、わたしのような初心者から、経験者まで、たくさんの依頼が入るそうです。
なぜ「冬」が大切なのか、出張作業の内容などなど、バラに関するあれこれは、ぜひBarayaまで。
新顔「ピエール ドゥ ロンサール」がおかしい!!
冬剪定を経て、ご機嫌な春らんまん。
……とはいかず、わたしの期待度10000パーセントの新顔「ピエール
ドゥ ロンサール」がおかしいんです……。
ちょっと前に雅美先生による「春の芽吹きチェック」の報告で「切り戻しがいるかもしれません」とおっしゃっていた通り、どう見てもおかしい。
葉っぱはどんどん出ているけれど、いつまでも葉が出ない部分が。
それも3本も!!
今の時期は葉を出して光合成をし、栄養をつぼみに送らねばならない(はず)。
この枝はどうしたら……。
こういうときにWEB上の情報や口コミではなく、冬から状態を知っている雅美先生がいるのはとっても心強い。
さっそくSOS!!
さっそくわが庭にやってきてくださった雅美先生。
「ここから切りましょう」
わーーーーーーこの時期に切る!!
もう葉は出てこないのかしら、いらないのかしら……。
雅美先生のワンポイントアドバイス
剪定をしたけれど、根の生育やバラの性格で(笑)枝の芽吹きに差が出てしまった場合、しっかり芽吹いた箇所があればそこまで、無ければ枝の根元から切り落としましょう。
バラはとっても頑張り屋さん。
例え枯れていたとしても、枝がある限りは懸命に養分を送ってしまいます。
無駄な動きは、幼い苗であればあるほど疲れます。子どもが張り切りすぎてオーバーヒートするのと同じです!力の抜き所を教えてあげる「切り戻し」は、地味だけれど大事な作業なのです♪
さすが先生、1カ月以上も前にこんなことを予言されているなんて!!!
不要な枝にはいなくなっていただきましょう。
喜ぶわたしに、もう一つ、先生から気になる発言が。
「多分つぼみがいくつか付くと思うんですけど、わたしだったら全部見送ります」
ええっ!!!
これが大苗なら、喜んで咲かせるところだけれど、この苗はケチってあわてて購入した中苗(詳しくは①参照)
まだ苗が大人になっていないので、ここで無理をして咲かせるのは、バラにはよくないのだそうです。
うっうっ、見れば3つ4つ、つぼみがつきそうな感じですが……。
来年春に向けて、つぼみを摘み取ることになりそうです。
これも全てわたしの勇み足のせい。
苗を買うときもちゃんと先生に相談すればよかった……。
つぼみの管理も重要と知る!!
そのあと、先生の言われた通りの場所で、枝を「切り戻し」。
つぼみも(泣く泣く)1個を残してサヨナラ。
わたしのせいで枝カット、つぼみ摘み取りをさせたかと思うと、さらに「ピエール
ドゥ ロンサール」がかわいくてかわいくて……。
頑張って咲いてね!!
もう、わが子の運動会の朝のような気持ちです。
その後も、朝に虫チェック、夕方虫チェック……。
ん?
葉がしおれてる!!!!
日中の暑さに、水切れをおこした模様。
もうそんな時期……。
ハイハイ、水をあげましょうね。
いやホント「子どもを育てるくらい手がかかる」っていうのはこういうところを言うのですね……。
明日から少し多めに水をあげないと。
枝をカットしたあとは、葉がさらに増えてきたような気がする。
そして、たった1つのつぼみも大きくふくらんできた。開花が待ち遠しい!
「ピエール ドゥ ロンサール」は、無事咲くのでしょうか?
④に続く